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ドリームメイカー 第十一話



私はこんなことは初めてだった・・・

目を覚めるとポロポロと涙が止まらなかったのだ

頭がまだはっきりとしていなかったが
心が悲鳴を上げているのがわかった

私はベッドからゆっくりと起きると机においてある鏡を見ると
両目には涙が通った後が付いていたので
おそらく起きる少し前から泣いていたのだろう・・・

顔を洗おうと私は洗面所へと歩いていくと水道の栓をひねり
水を出し、顔を洗いタオルで顔をふくと台所へいった

台所へといくとお母さんが泣きながら抱きついてきたのは予想通りだった

私は今日は学校に行かなかった

鈴と琥珀のことは心配だったが・・・
学校へいき・・・
もし二人共おかしくなっていたら・・・
そう思ったら学校へいく気持ちにはなれなかった

私はベッドに腰かけ夢の事を考えていた

おそらくインターネットで知っている結末になったのだろうっと考えていた

昔に聞いたことのあるお話では

ルシフェルは弟のミカエルに討ち取られた

っと覚えている・・・

ならあの後の結末はルシフェルは討ち取られたのだろうか・・・

そう考えていると窓の外から
コンッ・・・コンッ・・・
っと音が鳴っていたのでカーテンを開けると
そこには妖精さんがフワフワと飛んでいた

私の顔を見るまでは消えそうな火のような顔をしていたが
私の顔をみるや嬉しそうに空を飛んでいた

私は窓を開けると妖精さんは飛び込んできた

(妖精さん)
「良かった~~~無事に目を覚ましたんだね♪」
妖精さんは私の胸に飛び込んでしがみついていた

その様子を見るとそっと頭をなでたくなったが
私は現状を確認するために学校の事を訪ねた

妖精さんがいうには
私は噛まれてすぐに
覆面をした獣の耳をはやした人が乱入してきたらしくて
そこからは鈴は行方不明

学校でも私と琥珀が保健室で倒れているのは原因を究明しようと
やっきになっているとの事だった

私は私の布団の上で珍しそうに周りをキョロキョロしている妖精さんに
基本的な事をきくのを忘れているのに気がついた

(羽藤白花)
「ねぇ妖精さん・・・お名前教えてくれないかな?
教えて貰ってないんだけど・・・」

私が聞くと妖精さんは思い出したかのような反応をしていた

(妖精さん)
「私はプリス=フェアリーっていうんだよ~~
えっとお姉さんはたしか・・・羽藤白花さんだよね?」

私はうなずき、どうして知っているのか訪ねると
いつも小林先生が私の事を話していたらしい・・・

学校の状況を聞くと私は覚悟を決めた

乱入してきた獣耳の人の事はともかく
鈴を捜さなきゃ・・・

私は布団から降りると
赤いチェック柄のトップスを来て
下は黒いジーンズを履くとプリスに手をさしのべた

(羽藤白花)
「今から鈴を探しにいくから手伝ってくれる?」
私の行動にプリスは驚いていたが
すぐに拒否の意志を示した

(プリス)
「まだ懲りてないの!?
友達はもう吸血鬼として動いているから危ないよっ!?」

プリスのいうのももっともだろう・・・

保健室では手も足もでなかったのだ・・・

それなのにまた探しに行くなど・・・
猛獣のオリに無防備に入るのと変わらないのだから・・・

でも、私はあの不思議な夢に出てきていた
ファリエルという友達が鈴と被ってしまい
いても立っても居られなかったのだ

私の顔をじーっとプリスは見ていると
はぁ・・・・
っと大きなため息を吐くと
私の手をとってくれた

(プリス)
「言っても聞かないみたいだから・・・
でもっ・・・危ないと思ったらすぐ逃げようね!」

そうして私とプリスはゆっくりと台所の横を通りながら
外へと出て行くのに成功した



とある場所

そこはさまざまな本が収められている本棚が浮かぶ場所だった

そこには金色のロングの髪をし、
水色の目をした女の子が白い西洋のローブをきながら
楽しそうに寝ころびながら足をブラブラさせていた

そしてその子の手元には題名の書かれていない白い本が握られており
その中には羽藤白花とプリスが道を走っていく姿が映っていた

(??????)
「あはっ♪
また目覚めた子が一人っと・・・
この子にはどんな運命が待ってるのかしら・・・
楽しみ楽しみ♪」

その女の子は楽しそうに本を持って眺めていた
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

ドリームメイカー 第十話


私は飛びながら後ろを振りかえり
アスモデウスのほうを見ると
どんどんアスモデウスが小さくなっていくのが見えた

聞いたことがあった

堕天すると天使がもっていた能力が倍加され
強くなれるのだと・・・
だから大罪の悪魔は堕天使がほとんどなのだ・・・

今の私ならルシフェル様を超えられるだろう・・・

そう思うとさらにスピードをあげ
剣をぶつけ合っている
ミカエル様とルシフェル様の一騎打ちの間に入り込んだ

私はミカエル様のほうをむくと槍を下ろし
私の姿を見て驚いているミカエル様に言葉を投げかけた

(ミスラエル)
「ミカエル様・・・お引き下さい・・・
ルシフェル様は私が止めます・・・」

私はそういうと槍を持ち直して
ルシフェル様のほうを向いた

そうミカエル様に背をむける形で・・・

(ミカエル)
「ミスラエル・・・どうして神に刃向かった・・・
天空三騎士が堕天するなんて前代未聞だぞ・・・」

ミカエル様の声は後ろを振り向かずとも
ミカエル様の心情を教えてくれた

(ミスラエル)
「ルシフェル様・・・
今度こそ・・・貴方を止めます・・・」

私は槍をしまうと
白夜を構えた

私のその行動を見るとルシフェル様は宵の明星を構えた

そう私が天使だった時に私の左手を切った
あの時と同じように・・・

私は白夜を使い
自分の分身をあの時と
同じように、5体の分身を作り出した

その時ルシフェル様の口が少し動いた気がした

その瞬間私の分身達を横なぎするような剣の動きが見えた

私はその剣を避けながら加速し、
白夜をルシフェル様の右肩に突き刺した

その時の早さは私でも驚くほどだった

私はそのまま地面に向かって加速していった

そう・・・
ミカエル様や他の天使や悪魔には邪魔なんてさせない

そう思いながら飛ぶと
戦闘をしていた場所から200mは離れた場所にあった
大きな大きな岩山にルシフェル様を白夜ごと突き刺した

私はローラントをとりだすと動かないまま下をむいている
ルシフェル様の首に向けた

(ミスラエル)
「どうしてなんですか・・・?
ファリエル達の事は私も腹を立ててます・・・
でもそれで・・・それで・・・この行動は軽率すぎますっ!!」

私は自分の目が熱くなっているのがわかっていたが
歯をくいしばり目の前の人を睨み続けた

(ルシフェル)
「そうだな・・・だが・・・
俺は神を殺す・・・
そうしないと・・・
永遠にあの子達みたいな・・・
犠牲を増やすことになる・・・」

ルシフェル様は岩山に張り付けられていたが
白夜を抜き取ると
私の問いに答えてくれた

その言葉が引き金になってわたしの感情は爆発した

(ミスラエル)
「それは貴方だけが背負う事じゃないでしょっ!?
私だってっ!!
ミカエル様だってっ!!
みんな・・・みんなっ!!
力になってくれるはずでしょっ!?」

私は涙を流しながら自分の右手を胸の上に当てながら
ルシフェル様に言葉を投げていた

その言葉には
どうして自分を頼ってくれないのか・・・
という意味が込められていた

(ルシフェル)
「罪を背負うのは自分だけでいい・・・
ミスラエル危ないっ!!」

ルシフェル様は私の後ろに向かって
宵の明星を投げた

宵の明星は私の後ろから放たれた炎の魔法を受け止めると
ルシフェル様の手元に戻っていった

そしてミカエル様とルシフェル様は二人でまた戦い始めてしまった

そう・・・後ろにはミカエル様とエアリエル、
さきほどの攻撃を行ったアティエル様がいたのだ

(エアリエル)
「ミカエル様の報告を聞いた時は驚いたけど・・・
ミスちゃん・・・どうして・・・」

アティエル様は額に手を当てると呆れた仕草をしていた

(アティエル)
「ミスラエル・・・貴女は私が相手します・・・
エアリエル・・・貴女は私の援護を・・・
堕天使の力を使いこなす前に狩りますよ」

アティエル様は右手に握った
エクスプロードという杖を両手で持ち直していた

だがその隣にいるエアリエルは腰にある
風斬という短刀を抜こうとしなかった

エアリエルはすぐアティエル様と私の間に入ると

(エアリエル)
「待って下さいっ!!
きっとミスちゃんにも理由があるんですっ
だから・・・それを聞いてからでも・・・
ひゃぅっ!!」

パシッ!

エアリエルはアティエル様に左手で右頬を叩かれ少しよろめいていた

(アティエル)
「見損ないましたよ、エアリエル・・・
堕天使はどんな理由があろうとも処断する・・・
それが天使のルールでしょ?」

アティエルは自分で叩いたエアリエルの頬をそっと左手で包んでいた

私はその様子を見ると心は決めていた

私は加速をし、アティエル様の杖を右手で掴むと
力任せに左手でお腹に拳で攻撃をした

アティエル様は一瞬何が起こったのかわかっていなかったが
お腹を押さえ痛みに耐えながらうずくまり
私を見上げていた

(ミスラエル)
「ごめんなさい・・・アティエル様・・・
エア・・・大人しくここにいて・・・」

私がそういうとエアリエルはアティエル様に覆い被さるように
抱き寄せ、私のほうを見てうなずいていた

(エアリエル)
「ミスちゃん・・・帰って・・・くるよね・・・?」
エアリエルは何かを感じ取ったのか
私の顔を見ながら、涙があふれそうな顔で訪ねた

その顔を見て私は

この子にはかなわないなぁ・・・っと

思い、出来る限り笑顔で答えた

もし、帰ってきたら・・・真っ先に知らせるね

そういうと私はミカエル様とルシフェル様がいる場所まで飛んでいった

もう少しでたどり着くと思った時にミカエル様が
ルシフェル様にミカエル様の宝剣煉獄を突き刺そうとしていた所だった

良く見るとルシフェル様は私の剣が刺さっていた場所を押さえていた

私は迷わなかった

気がつくと私の左腹には煉獄が突き刺さっていた

私は力任せにミカエル様に魔力をぶつけると
ルシフェル様をつれて距離をとった

私は煉獄が刺さっていた左腹を見ると
もうダメだっと本能的にわかっていた

傷口がまるで何かに焼き尽くされたかのように黒く焦げていた
そして私の体内の魔力が急激に消えていく脱力感があったからだ・・・

(ミスラエル)
「ルシフェル様・・・先に・・・
いなくなってしまう事をお許し下さい・・・」

私はそっとルシフェル様の右頬を力が入らない左手で触れると
ルシフェル様は私の事を抱き寄せてくれた

(ルシフェル)
「死ぬな・・・これ以上・・・
俺を孤独にしないでくれ・・・」

私は初めてルシフェル様の心の中を見た気がした・・・

だが・・・私の体はおそらくもう持たない・・・
その悔しさに心は支配されていた

後ろから誰かが降り立った音が聞こえた

後ろを振り向かずとも
それはミカエル様だとわかっていた

だけど私にはもう体を動かす力は残っていなかった

ルシフェル様はそっと私の口に自分の口を合わせてきた

私は両目を大きく開けて驚いていた
そして私の羽根は音を立てて炭のようになっていった

(ルシフェル)
「これは・・・君への償いじゃない・・・
だから・・・君は気に病まないで・・・くれ・・」
私の消えゆく意識の中ルシフェル様は体の痛みに耐えながらも
私にそうささやいてくれた

私が最後にみたルシフェル様の姿は真っ黒い翼に変わり
目からは血のような赤い涙を流している姿だった


気がつくと私は自室のベッドの上だった・・・

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ジャンル : 小説・文学

ドリームメイカー 第九話

ふと空を見上げると
ガブリエル達四大天使と残りの天空三騎士の二人が
ルシフェル様と大罪の悪魔達五人と闘っているのが見えていた

その姿を見て

ドンッドンッドンッ

私は自分の動かない左手を右手で叩きつけた

その姿を見るとアスモデウスは私の右手を押さえつけてきた

(アスモデウス)
「おいっ!!自暴自棄になるなっ!!
大人しくしていろよっ
すぐに天使達も抵抗をやめるさ・・・」

アスモデウスがそういうとすぐに顔つきが変わり
空から急降下してきたアザエルの剣を剣で受け止めた

(アザエル)
「おいおいおいっ!?
ミスラエルまで裏切ったのかよっ!!
そんなにファリエル達が死んだのがショックか?」

アザエルは地上に降りて、私たちと距離をとった

(アスモデウス)
「なんだ・・・誰かと思えばアザエル・・・だっけ?
証拠隠滅しにきたのならマモンならあっちだぜ?」

アスモデウスは剣でラファエルと闘っているマモンのいる場所を指したが
アザエルは、ちっと舌打ちをした

(アザエル)
「ったく・・・おしゃべりがすぎんぜアスモさんよ
余計な手間が増えたじゃねぇか・・・死んでくれ!」

アスモデウスは私のほうを見ると
じっとしててくれ
っとだけ言ってアザエルと戦いに行ってしまった

私は今の二人のやりとりを聞いて
わかったことがあった

二日前の事件・・・
最下層にて悪魔の大量出現
しかも孤児院のすぐ側で悪魔達が出現したらしい
アザエルの証拠隠滅

私の中ですべては一つの答えに合わさった

私はゆっくりと起き上がると

アスモデウスとアザエルを眺めていた

私を何故か気に入り
仲間を殺してでも私を守ってくれた
色欲のアスモデウス

私といつも対立し
ルシフェル派を極端に嫌い
ファリエルや孤児達を殺した張本人
セラキエル派のアザエル

天使が正義・・・
悪魔が悪だと誰が決めた・・・

私はファリエル達が死んだ事が正しいとは思わない・・・

力が欲しい・・・

誰にも負けない力が・・・

自分の信念を押し通す力が・・・

私は自分の横に刺さっている白夜を掴むとゆっくりと飛び上がった

ルシフェル様の元ではなく
私を守ってくれたアスモデウスの元へ・・・

私が飛んでいる事を発見してくれたのか
アスモデウスは私の横へとすぐさま飛んできてくれた

そしてアザエルも同じく私の正面へと飛んできた

アスモデウスは私の傷を心配してくれたが
そんな言葉に興味がなかった


(ミスラエル)
「ファリエル達が死ぬ原因をつくったのはアザエル・・・
貴方なのね・・・
どうして・・・
そんなことをしたの・・・?」


私は傷の痛みに耐えながら訪ねるとアザエルは
はぁ・・・・
っと深いため息を吐くと
予想していた通りの答えを言ってくれた

(アザエル)
「ルシフェルの息のかかった孤児院を
セラキエル派の人間が壊すのに理由なんていんのかよ?」

その答えを聞き、私の頭は怒りよりも憐れみに支配されていた

そしてこれが最後の質問にしようと思い
私は最後の質問をアザエルに投げかけた

(ミスラエル)
「私にはそれが正義だと思わないけれど・・・
それが貴方にとっての正義なのね・・・?」

(アザエル)
「はぁ・・・?正義っていうのは天使が行うから正義なんだよ!」
アザエルは呆れた顔で私にそう言い放った

その言葉で私は覚悟を決めた

私は横にいるアスモデウスの方を向くと
その顔を両手で掴んだ

(ミスラエル)
「ねぇ・・・アスモデウス・・・
目を・・・閉じてくれないかしら?」

私がそういうと嬉しそうに目の前に敵がいるのにも関わらず
アスモデウスは目を閉じてくれた

ちゅっ

私はそのアスモデウスの唇にそっとキスをした

そう・・・私は決めたのだ

天使がすることが正義
悪魔がすることが悪なのだというならば

私は天使をやめよう

そのために私は私に好意をもっているアスモデウスを利用しようっと

私はキスをすると
全身に電撃が走った

まるで全身の血液が沸騰し
別の生き物として生まれ変わるかのように・・・

私はあまりの痛みに自分の背中を丸めると
背中の羽根が黒く・・・黒く染まっていくのが見えた

(アスモデウス)
「そうか、やっと俺の女になる気になったかっ!!
まってろっ!すぐにこいつを殺してみんなに報告だなっ!!」

アスモデウスが嬉しそう剣を振り回していたが
私は痛みが少し和らいだ時にアスモデウスの前に左手をだし、制止を促した

そう・・・アザエルを殺すのは私だ・・・
こいつだけは私が殺さなきゃ・・・

(ミスラエル)
「アスモデウスは手を出さないで・・・
私が・・・殺す・・・」

私はまだ体の痛みが引いていなかったが
左手は再生が始まり剣を握る事ができるようになっていた

私はふと自分の体を見ると
青色だった西洋鎧は真っ赤に染まり
真っ白だった六枚の羽根は真っ黒にそまっていた

ただ白夜だけはそのままの姿で私の腕に握られていた
そう・・・姿は変わっても私の信念は変わっていない
その象徴のように・・・

私の姿を見るとアザエルは怯えた顔に変わっていた

(アザエル)
「お前・・・正気かっ!?
俺を殺すだけに・・・
ただそれだけのために堕天するとか・・・」

その姿を見ても私は何も思わなかった
ただ・・・
一撃で終わらせよう
っとしか思わなかった

私は魔力を使い
ローラントを取り出すと
加速し、アザエルの体の中心を貫いていた

(ミスラエル)
「喜びなさい・・・
生まれ変わった私の最初の獲物に選ばれたことを・・・」

私は槍で突き刺され動かなくなったアザエルを
槍からぬくために槍を一振りし地面に落とすと
ルシフェル様とミカエルの戦いに乱入する為に大きく羽根を広げると
加速し急上昇していった

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ジャンル : 小説・文学

ドリームメイカー 第八話



私はその姿を見て理解した・・・

ルシフェル様は・・・

私たちを捨てたのだっと・・・

私は隣にいるベティエルのほうを向くと
出来る限りの平静を装って、命令を下した

(ミスラエル)
「ベティエルは全軍を連れて宮殿に戻り、
この状況を伝えてきて来なさい。
これは第二部隊副隊長としての命令です」


私の言葉にベティエルは驚いていたが
すぐに首を縦に振り
まるで軍人がするかのように敬礼をした

(ベティエル)
「わかりましたっ!
その任務、無事に遂行してみせます・・・
ミスラエル様はこのまま隠れておいて下さい」

ベティエルは全軍を引き連れ
悪魔達から隠れるように地面を走って
宮殿へと向かっていった

そしてみんなが見えなくなった時
私は、小さく

(ミスラエル)
「ベティエル・・・約束・・・やぶってごめん・・・」
こうつぶやくと
六枚の羽根を広げ飛び立った

そう・・・

ルシフェル様がいる場所まで一直線に・・・

後300mほどの距離で悪魔達は私に気がついたのか
大きな笛を鳴らすと
悪魔達が私のほうを見て攻撃を開始始めた

私は出来る限り防御に魔力を使わずに
ただ早く飛ぶ事にのみ魔力を注ぎ
残り100mほどに近づくと私の前にベルフェゴールが立ちふさがった

(ベルフェゴール)
「ふぁぁ~~天使よ・・・何処へ行くつもりだ?
単騎で突撃とはお主・・・馬鹿なのか?」
ベルフェゴールはアクビをしながら
両肩に付いている西洋槍のような物を二本抜き
私に向けていた

私はその姿を見るとローラントを取り出すと
ベルフェゴールは驚いた顔をしていた

(ベルフェゴール)
「ほぉ・・・その槍・・・そしてその羽根・・・
三騎士の一人・・・ミスラエルとお見受けするが・・・?」

(ミスラエル)
「だから何・・・?貴方に用事はないの・・・どいてっ!」
私は相手が油断している間に突破しようと
魔力による加速で抜いてしまおうとしたが
私が思っているよりあっさりと通してくれた

今・・・わざと見逃した・・・?

私が驚いていると、私の槍が誰かに掴まれていた・・・

そうこの前交戦したアスモデウスが後ろに控えていたのだ・・・

(アスモデウス)
「ベルよ~~サボったらレヴィアタンがうっせえぞ?
ってやっぱりミスラエルじゃねぇか?」
アスモデウスは槍を放すと嬉しそうにニコニコと笑っていたが
全身から魔力が流れ出しており、後ろには通してくれる気はないようだった

ベルフェゴールはというとめんどくさそうに槍を元の位置に戻すと
腕をくんだまま目を閉じていた

その姿を見ると
私はこの悪魔達に遊ばれていると感じ、腹が立ってきていた

(ミスラエル)
「何でそんなに嬉しそうなのよ・・・
私が用事があるのはルシフェル様だけよっ!!」

私が槍でアスモデウスに攻撃すると
右に避けられ至近距離にまで距離を詰められてしまった

そして私のあごを右手で少しあげると
私の顔をのぞき込んできた

私はその様子に寒気がし、すぐ後ろに飛び距離をとった

するとアスモデウスは何を思ったのか大声で笑い始めた

(アスモデウス)
「あははははっ!!
いい女だな~~おめぇはよっ!
気に入ったっ!・・・気に入ったぜっ!」

私はその姿に茫然としてると
アスモデウスは大きな声でそのまま
ルシフェル様のほうに向かって叫んだ

(アスモデウス)
「おいルシフェルさんよっ!
この女を俺にくれよっ!
ってかどのみち俺の物にするがなっ!」

私は驚いた

いくら色欲の大罪の悪魔だとはいえ
ここまで見境がないとは思っていなかったのだ

私は気がつくとアスモデウスの胸元に引き寄せられていた

(ミスラエル)
「ちょっ!何考えてるのよっ!!」
私は宝剣を抜くか考えた瞬間
アスモデウスの言った言葉の誘惑は魅力的だった

(アスモデウス)
「このままルシフェルの所まで連れて行ってやるからよっ!
じっとしててくれやっ~♪」

私はアスモデウスに抱き寄せられながら悪魔達の群れの中を運ばれていった

だがある悪魔が私に向かって槍を向けてきたのだ

私はいきなりのことだったので左肩の鎧のほうから槍を受け
少しだけ血がでるくらいの怪我を負ってしまった

その後、その悪魔は私が攻撃するより先に
アスモデウスの剣を口からつっこまれていた

(アスモデウス)
「誰の女に手ぇ出してんだ・・・こらぁぁぁ!!」

アスモデウスはそのまま力任せに悪魔を振り回すと
半径10mの悪魔はすべて切り刻まれてしまっていた

私は唖然とした・・・

その行動にもそうだが・・・

アスモデウスはその後ルシフェル様のいる場所まで
連れて行ってくれるまで
ずっと怪我の心配をしてくれていたのだ

悪魔という存在はずっと悪以外何もないと信じてきた

そして天使のすることは正義しかないっと・・・

そしてルシフェル様の目の前に行くと
アスモデウスは私を約束通り解放してくれた

(アスモデウス)
「おっと・・・レヴィアタンは手ぇだすなよ・・・
あいつはまじでやべぇからな・・・
俺でも守れる自信はねぇからな・・・」

アスモデウスの言葉は最初から聞く必要はなかった

私がここまで来た理由はルシフェル様に会うことだったのだから・・・

私の姿を見るとルシフェル様は悲しそうな顔をしていた

その顔は

何故来たのだ

っと

そう・・・言葉を聞かずとも感じる顔だった

私はゆっくりと近寄り手を伸ばすと触れられる距離になると立ち止まった

(ミスラエル)
「どうして・・・天使を裏切って悪魔側についたんですか・・・?」

私は会えば言いたいことがたくさんあった

でもいざ、目の前にするとこんな言葉しか言えなかった・・・

(ルシフェル)
「すまない・・・俺は・・・
大いなる父を倒し、新たな秩序を作り出す・・・」

ルシフェル様はそう私に告げると私に手をさしのべた

(ルシフェル)
「その為に・・・お前の力、貸してくれないか・・・?」
私は下を向きその手にゆっくりと手を伸ばした

だが私は手を取る瞬間、考えてしまった

私の望みはルシフェル様のお役に立つこと・・・

でもこれは私とルシフェル様が目指していた理想なのだろうかっと・・・

私は真意を聞こうと顔を上げると
遠くで天使達と悪魔達が入り乱れているのが見えた

その時、ファリエルの事を思い出していた

悪魔達に襲われ・・・自分で命を絶った私の親友・・・

そのことを考えると私の答えは決まっていた

(ミスラエル)
「ルシフェル様っ!!
宮殿にお戻り下さい!!」


私は宝剣白夜を抜くと涙を流しながらも
その涙を拭く事も
恥じることもなく
白夜をかつての上司、
そして初恋の相手であり
養父であるルシフェル様に向けた

その姿を見るとルシフェル様は何故か笑顔になり
宵の明星を私に向けた

その姿に私の後ろで見ていたアスモデウスは
とても楽しそうに眺めていた

(アスモデウス)
「愛するが故に道を正す為の障害になるっか・・・
これも愛の一つの形だねぇ~」

アスモデウスはそういうと何故か首を縦に何度も振っていた

(ミスラエル)
「行きます・・・!!」
私は白夜を強く握り
魔力で加速を繰り返すと
ルシフェル様の周りには4~5の分身が生まれていた

私はそのまま攻撃はせずに
隙を見せるのを待っていた

だがルシフェル様がとった攻撃によって
私は左手に付いている鉄鋼型の盾が2つに切り裂かれていた

ただルシフェル様は宵の明星を鞘に直したようにしか見えなかった

私は剣筋が見えたわけではなく、
殺気がしたので本能的に後ろに下がり
盾で防御をしただけなのだ

私は左手を何度も動かそうとしたが
左手はいうことを聞かなかった・・・

私が弱弱しく息をしていると
ルシフェル様の後ろにいたレヴィアタンが
ルシフェル様の後ろに立ち三つ叉の槍を取り出し
空に向かって掲げると大きな音を立てて落雷が起こった

それは何度も何度も落ちていきその度に天使達が黒こげになり落ちていくのが見えた

(ミスラエル)
「やめ・・・なさい・・・これ以上は・・・
殺させません・・・っ!!」

私は加速をし、レヴィアタンの三つ叉の槍を奪おうとしたが
いきなり消えたと思うと私は首を掴まれてしまった

(レヴィアタン)
「死にたいの・・・?虫けらが・・・
ルシフェルとアスモデウスのお気に入りじゃなかったら殺してるわよ?」

レヴィアタンはそういうと私を強い力で地面に投げつけた

だが私は地面に叩きつけられることはなかった・・・

なぜならアスモデウスが地面に落ちる前に空中で拾ってくれたからだ・・・

下をみると私が叩きつけられるはずだった場所には宝剣だけが突き刺さっていた

よく考えれば甘かったのだ・・・

ルシフェル様の宵の明星とセラキエル様の明けの明星は
謎に包まれていたが、誰もが闘うことをさけるほどだったのだ

たかが分身を10体まで作れる私の白夜では勝ち目がないのも当然だった

私は悔しかった・・・

敵であるアスモデウスがいなければ
きっと私地面に叩きつけられ死んでいただろう・・・

そう思うと自分の無力さに死んでしまいたくなった

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

ドリームメイカー第七話



私が目を覚ますとそこはまだミスラエルの部屋の中だった

私は驚いていた・・・

いつもなら夢から覚める方法は
夢の中、ミスラエルが眠ること
もしくは現実の世界での音や声が原因で目が覚めるのに
ここ二日間は眠ってもミスラエルのままだったのだ

私はベッドから降りると
部屋の扉を開けた

そこから見える庭にはたくさんの天使達がいたが
昨日からみんなの私を見る視線が違って見えていた

元々四大天使は中立であり
四人ともセラキエル様とルシフェル様の両方と
仲が良かったのもあり
私ともよく顔を合わせていた

そして私たち天空三騎士は今の所
見事に三人とも使える相手が違っていた

私はルシフェル派
サタナエルはセラキエル派
ザドキエルは今の所中立を掲げていた

ザドキエルがいうには自分の信念に従って行動しているといっていたが
私は本当はただどちらかにつくのが嫌なだけのような気がしていた

そしてルシフェル様の裏切りがささやかれている宮殿内部では
ルシフェル派だとわかっている私の事をよく思っていない連中ばかりだとわかっていたが
私にはもう行く場所がないのだ・・・

私にできる事は
ただ、ルシフェル様の帰りを待つだけだった

そう思いながら六枚の羽根を広げて飛ぼうとすると
後ろから声を掛けられた

その相手とは今宮殿内部で一番天使長としてふさわしいと
言われてるセラキエル様だった

(セラキエル)
「ミスラエル、ちょうどよかった。
少し話をしないかい?」

私は羽根をしまうとセラキエル様の前に跪き頭を下げた

その姿を見るとセラキエル様はすぐに顔を上げて欲しいっと言われた

私はゆっくりと立ち上がるとセラキエル様の次の言葉を待った

(セラキエル)
「話というのは・・・
ここでは少し不味いね・・・
少し歩かないか?」

セラキエル様はゆっくりと私に背を向け歩き出したので
私は急いで、右斜め後ろの場所から付いていった

セラキエル様の話というのは
要点をまとめると
私にセラキエル派にはいれっとの事だった

元々私たち天空三騎士は三人とも宝剣と言われる剣を三人とも保有しており
それは魔界の大罪の悪魔達と個々で戦えるほどの威力を秘めていた

セラキエル様は天界をひとつにまとめたいっと・・・

その言葉が真実だと私は思った
だが、私はその返事はすぐには返すことができなかった

私の表情を見るとセラキエル様は

また聞きに来るよ

っとだけ言い、セラキエル様は自室に戻っていった

私は六枚の羽根を広げると、最下層の孤児院跡地へと飛んでいくことにした


孤児院があった場所は未だ焼け落ちたままだった

私はいつも昼寝をしていた場所に仰向けに転がると
自然に涙が出てきた・・・

どうしてここにまた来てしまったのだろう

ここにはもうファリエルもいないのに・・・

子供達もいないのに・・・

ルシフェル様との思い出の場所も無くなってしまったのに・・・

私は右手で目を覆うと声を殺して泣いていた


気がつくと私は寝てしまっていたようで
すっかり長時間立ってしまっていたようだった

宮殿に戻ろうと六枚の羽根を出して
空を見上げると、空は真っ赤に燃えていた

そして空には大量の悪魔達が宮殿のある第七階層のほうへと飛んでいく姿だった

私は急いで空へと飛び上がると悪魔達は私に気がつき、戦闘態勢をとっていた

魔法を唱える者

各々の武器を構える者

私は右手から西洋槍のローラントを取り出すと悪魔達の群れの中に単騎でつっこんでいった

その時の状態は私もよくわかっていなかった

ただこうして闘っている時はとても嬉しかった
何も余計な事を考える事がなく
ただ、目の前の敵が動かなくなるまで闘えばいいのだから・・・

いつの間にか敵が急に少なくなったと思ったときには
空から私の部隊であるベティエル達率いる二番隊が駆けつけていた

ベティエルは私の目の前まで飛んでくると私の右頬を平手で叩いてきた

私はベティエルを怒ろうとしたが、ベティエルの顔をみると怒ることが出来なかった
あのいつも私に小言をいうベティエルが目から大粒の涙をポロポロと流していたのだ

(ベティエル)
「馬鹿・・・ですか・・・っ!!
私たちをすぐに呼んで下さいっ!!
貴女まで居なくなったら・・・
私はっ・・・私は・・・・」

ベティエルは部下達が見ているのにもかかわらず下をむいて泣き始めたのだが
部下達は見ていないふりをして悪魔達の残りを倒しに散らばっていった

(ミスラエル)
「ごめんね・・・私・・・
自分の事しか考えていなかったね・・・
ベティエルの上官失格だね・・・」

私がそう言いながらそっとベティエルの頭をそっと抱きしめると
ベティエルは抵抗の意志を示さなかった

(ベティエル)
「ミスラエル様は・・・ひっくっ・・・
そうやってすぐ私を子供扱いします・・・」


私はベティエルと部隊のみんなをつれて宮殿へと飛んでいくと
悪魔の軍団と天使の軍団が闘っていた

私たちはすぐに悪魔達の背後から強襲をしようと飛んでいったが
軍団の中には大罪の悪魔が六人もいたのだ・・・

私の記憶が正しければ、
あの人魚のような姿をし、黒い六枚の羽根を持ち、
人魚のような尻尾をもっている女性が
嫉妬のレヴィアタン

大きなドクロの杖を持ち
堕天使の特徴であるコウモリのような二枚羽根が生えている男が
元ルシフェル様の右腕と言われていた天使
食欲のベルゼバブ

緑の西洋鎧を着ており背中から
同じく堕天使のコウモリのような二枚羽根が生えている男が
元第七位アルヒャイであったが、
人間嫌いであったために悪魔側についた
怠惰のベルフェゴール

その横にいる化石のような骨の二枚羽根を持っており
かわいらしい幼子の女の姿をしているのが
強欲のマモン

そして私がこの前に討伐しそこねた
剣の侯爵、元第二位ケルビムの位にいた
色欲のアスモデウス

この中で一番やっかいなのはレヴィアタンだったが・・・
レヴィアタンの横には、予想だにしなかった姿・・・

ルシフェル様の姿があった・・・

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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